やっと達成、3時間15分切り!
思えば2011年の加古川マラソンで、それまでのベストを一気に縮めて3時間19分代で走れたことがことの始まりだったと思う。それまで考えたこともなかったのに、さくらいさんに「りこちゃん、国際資格取れるよ!」とそそのかされ(?)その気になって3年越し。真剣に走り出して5年越しで15分切りました!
と思ったら、今年から大阪国際の資格条件が厳しくなって13分に(涙) まあ、ずっと目指してきたのは15分だし、さいたま国際第一回、名古屋ウィメンズエリート枠ゲット、ということで、やはり目標達成としたいとおもいます。
練習メニュー強化して走り出した2012年は、逆に疲労骨折してしまい、メインレースの大阪で28kmリタイヤ。マラソン初リタイヤになってしまいました。
治すのに3ヶ月くらいかかってなんとか間に合わせた名古屋ウィメンズは3時間21分。復帰レースとしては悪くなかったけれど、ベストは更新できず。
そして再度挑戦となった2013年のシーズン。いびがわでシーズンインし、3時間26分。これは想定通りだったのですが、メインレースの加古川で途中で足がスピードについていけなくなって、身体というより心が折れてまたまた28kmでリタイヤ。おまけに再度チャンスと思って入れていた名古屋ウィメンズが出張の帰りの日に当たってしまい、それでもなんとか走ろうとセントレアに降り立ったものの、エントリーに間に合わず名古屋から帰る羽目に(号泣)そのため、このシーズンはシーズンベストが3時間26分となってしまい、これで別大にエントリーしました。
夏をスピード重視の練習に当てた2014年。いやあ、しんどかった。おかげさまで2度大坂城ナイトランで入賞。しかも、1回は思いがけず優勝。
今回もシーズンインはいびがわ。これが22分くらいで悪くなかったので、思い切って福知山もがんばってみましょう、となったのですが、後半失速してまたまた22分代。
そしていよいよメインレースの加古川。
これが終わらないと年末気分も味わえない、休肝日も前2日。と万全の準備で臨みました。
30km地点で前回の福知山と比べるとずっと足が動いていたので、今日は行けるかも??と思って走っていたら、何と最後の5kmでやっぱりずるずると失速してしまい、3時間18分代。PBは更新したものの、マラソンの難しさを痛感しました。
さらに、あの調子の良さで達成できなくて、後3分も足りない??やっぱりどうしても落ちない体重のせいで無理なのか??と心理的にがっくりきてしまい、加古川の後ずっとどうもメンタルが盛り上がらない日が続いていました。
そんな中、忙しかったのもあって練習もうまく合わせられず、体重も管理できず、休肝日も一日のみで迎えた別大。思い返せばラン仲間から、「やっぱり、雰囲気が全然違う!」それが彼の場合PBの15分切りに繋がったということで、今年はSWACの仲間もたくさん出走するというし、出られる間に出ておこう、とエントリーしていたのでした。
来る前も、とりあえず行きのジェットスターと宿2泊取ってるよね、レベルで、なんで当日帰ってこないの?だってみんな泊まるって言ってるから。。と、子ども並みの計画性のなさで大分入り。来てみたら、あまりの飛行機の便利さと、取った宿の遠さに、急いで帰りの飛行機を取り、2泊目の宿を変えばたばたしましたが、それも蓋を開ければ、一日目の宿は宿で、遠いなりに天然かけ流しの温泉、手作りの和朝食と、よかったです。
そして当日。12時からのレースというのは初めてで、どうもどのくらい食べておいたらいいのかようわからん?という感じで一日がスタート。どうせアップと言っても、エネルギーロスしているようでほとんどやらないので、テントでパンフレット読み直したり、柔軟したりして過ごし、何とラッキーなことに女子が200名と少ないのでトイレ行き放題。直前まで3度も行ってしまいました。
番号通りに並んで、スタート地点に向かいます。カテゴリー2サブスリーエリート男子の後ろが女子。最後に一番前に招待選手が入ります。そして12時にスタート!後ろからカテゴリー3の男子選手に追いまくられますが、ここは引っ張られないように4分50で入りました。
気持ち良く走っていて、5kmのラップが23分台だったので、あ、基本23分ちょいでラップ刻んで行ったらいいのね、という作戦を取ったのが当たりました。毎kmごとにラップをみていると心理的に疲れてしまうのですが、大体のペースで走って5kmごとの確認というペースが良かったようです。
7kmくらいで第一回目の先頭集団とのすれ違い。まだこの頃は、先頭も団子で走ってました。
しかし、このレースのすごいところ、頭から速い団子がたくさんいて、しかもいつもなら自分が折り返した後延々レースが続くのが、自分が折り返してしばらくしたら、すでに道路が片付けられて行くところ(^^;
15kmくらいから緩やかな坂がちょっと苦しいのですが、20kmくらいでチームの人たちとすれ違って、特にMさんとはよく練習も一緒にしていて、かなり良いペースで飛ばしていたので、ここで何とか置いていかれないように、とペースキープできたのが良かったです。
25kmくらいで、2回目の先頭集団とのすれ違い。この段階ですでにトップ外国人選手の独走に入っていて、それでも2位、3位が日本人選手だったので、頑張れ〜と心で応援。しかし自分はここからが長い。1本目のゼリー注入。今回のレースでは補助食が出ない、と教えてもらっていたので、ゼリー二本持ち。
橋のところで友人が応援してくれていて、元気をもらい、30kmで折り返し。この辺りから、前回の加古川と比べても調子がいいくらい身体が動いて、4分35のペースがあまりしんどくなかったので、ここで粘れば今回こそ行けるかも?という気になって、飛ばし過ぎないように、4分40くらいに調整。35kmまで結構よいペースで行けたので、これは今日こそ??いやいや、しかしここから何があるかわからないから、しっかり腕を振って、慎重に、慎重に、と走っていました。
写真は元気そう。。
もちろんだんだんと疲れて来ているので、できるだけランのことを考えるのは、やめようと、よりしんどい仕事のこと(?)や、今日は日本人の人質がイスラム国に殺されたというのに、こうやって平和に走らせてもらっていることを噛み締めなければ、とか、いろいろ考えながら走っていたら、なんとか乗り切れました。
36kmくらいで、同じクラブのHさんが、「Nさん、行けるで!」と声をかけてくれたので、「はい、行きます!」宣言。前にペースメークしてあげるよ、と言ってくれていた方だったので、前に立ってくださいました。ここから40kmまでうまくペース落とさずに走り切れたのが今回の勝因だと思います。
途中給水まで取ってくださったのですが、なんと、コーンに引っかかって本人がこけてしまい、それでも、走り続ける私。。
最後の橋を何とか登り切り、後2km!しかしここがめちゃくちゃしんどかった(実際ラップもここで5分台に落ちています)「km5分で行けるで!」と言うのはわかるのですが、身体が見事に言うことを聞いてくれない。。手を必死に振っても、確実にペースが落ちてきているのがわかり、競技場の入り口までが果てし無く遠く感じました。
おまけに競技場に入ってからが一周、ということで、たぶん400mくらいなのだと思うのですが、これがまた果てしない。。競技場に入った段階で、3時間12分代後半で、あっという間に13分台に。そして、回ったくらいで14分台に突入してしまい、あああああ、、、もうここで行けなかったらしゃれならん!!と最後の力を振り絞って、必死に突入し、14分41秒でゴールしました!
思わず泣けて来て、Hさんと握手。クラブのみんなも応援してくれていたので、握手。本当に本当に嬉しくて、ここで達成できたことが嘘のようでした。
SWACの仲間と記念撮影。
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コメント
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名古屋エリート枠ゲットおめでとう。本当に嬉しいです。
我が家では、僕の一言がチビちゃん達からお母さんを奪ってしまったんだと非難轟々です。
投稿: さくらい | 2015年2月 3日 (火) 08時09分
さくらいさん、ありがとうございます!
いやいや、もうちびちゃんじゃないですから(^^;
おじいちゃんとしゃべっていたムスメが「なんか、15分切って国際とかいうのに出るらしい」と電話で報告してました。(^^)
投稿: りこ | 2015年2月 5日 (木) 05時54分